決して長い文章ではないのですが、ひとつひとつの言葉が丁寧で、巧みな言葉使いが、登場人物、特に主人公と先輩をうまく表現していたと思います。その時代に生きていなくても情景が伝わってきました。
はじめまして。 雹月あさみ(ひょうげつあさみ)です。 主なカクカク作品リストです。 ◆『トイレで読む、トイレのためのトイレ小説』 ・2019年1月31日書…
物がない時代、絵の具でさえ高級なのでしょう。ひたむきに桜並木を書く主人公、その姿を想像すると、思いがこの世界に宿っていきます。買い食いのコロッケのエピソード、今ではコンビニなどで手軽にできま…続きを読む
昔好きだった人の事はいつまでも覚えているもの。桜が咲くたび、思い出すことでしょう。
絵を描くことの意味が分からなくなってしまった主人公への先生の言葉が身に沁みました。創作をする者なら誰でも行き詰ったりするものです。そこからの脱却、出発がさらりと描かれています。 否定されることか…続きを読む
部活動に打ち込んでいた頃を思い出しました。主人公の心の動き、先生の言葉がまたリアルですばらしい。青春と、ほんのり恋愛要素が入っているようでそうでないような、そこがまた良いですね。
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