不可思議な舞台立てのボーイ・ミーツ・ガール

奇想天外な舞台設定。たくみな文章。ショートショートふうの佇まいながら若者同士の淡い青春のようなもの(それも一筋縄の表現ではないのですが)が含まれ、かなり独特の趣を形作っています。
ただ意図的ではあったでしょうけど、ラスト周辺で地の文の視点が入れ替わるところが引っかかったといえば引っかかりました。
もちろんそれを差し引いてもすばらしい良作です。

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