まず初めに僕はタバコが吸えません。二十歳を超えて一本だけ貰った煙草はとても苦いし不味いしですぐ捨ててしまいました。だからこそ僕には喫煙への憧れがあります。当事者になるとこの主人公の様に沢山の出来事にぶち当たり、そして決断し、また繰り返し、そう言った部分が出てくるんだと思います。最後数行の展開で、彼の価値観に惚れ込みました。またいつか、煙草にチャレンジしてみようかなと個人的に思った次第です。是非、この短編を皆様の一服のお供に。
文章にユーモアがあります。禁煙をやめることを「コンビを再結成した」なんて言い回しをするのも楽しい。煙草を吸うという無為の行動のために大切なものを犠牲にして最後は果たして…。出だしから終わりまですごくきれいな名文です。これはいいものを読んだなあと思いました。
と言ったのは誰だっただろうか。これはそれを地で行く話。さてさて今度は禁煙できるのかな。きっとできるだろう。頑張れ。
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