カクヨムでは珍しい正統派の歴史小説です。「傍若無人」で有名な荊軻の話なのですが、いい具合にアレンジされています。特にラストはうならされました！
史記刺客列伝に登場する荊軻の話。なのですが……この時代の最凶の人物である秦の始皇帝（まだ皇帝じゃないけど）を暗殺するために単に匕首で戦うのではなく、まさかの歌で戦うというアレンジに驚きました。敵…続きを読む
面白いです。その面白さを陳腐な譬え話で表現する自分が情け無いのですが、閲覧者に伝えるならば、超時空要塞マクロス。リンミンメイの歌で文化に目覚める巨人達。本作品はマクロスより遥かに高尚です。近寄り難い…続きを読む
いわば結末が分かっている物語。しかし、そこに至るまでの彼の心中がどこまでも丁寧に描写されており、そのあまりの結末の前には涙せざるを得ない。
始皇帝暗殺といえば、小説も映画もこれまでに何度となく作られている主題ですが、本作は「刺客列伝」にも記された荊軻の歌の才にフォーカスし、それを一種の異能のように見立て再編した物語です。本作においても…続きを読む
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