概要
いらない子はいらない子なので、どこにも必要ありません。
いらない子がごはんを食べていると、お父さんが殴りました。
お母さんもいらない子からごはんを取り上げました。
お父さんは怒鳴りました。
「どうしてこんなやつに食べさせたんだ。バカ野郎。」
お母さんも怒鳴りました。
「あなたこそどうしてもっと早く言わないの。バカ野郎。」
いらない子は泣きました。
「許してください、私はごはんをもう食べません。
許してください、私はごはんをもう食べませんから。」
お父さんとお母さんは許しません。
「許しません、許しません、あなたがもう食べなくても許しません。
あなたが何も食べずとも、何も飲まなくとも許しません。」
いらない子は何も食べずにベッドに入りました。
お腹が鳴ってひもじくて、眠れないけど目を瞑りました。
お母さんもいらない子からごはんを取り上げました。
お父さんは怒鳴りました。
「どうしてこんなやつに食べさせたんだ。バカ野郎。」
お母さんも怒鳴りました。
「あなたこそどうしてもっと早く言わないの。バカ野郎。」
いらない子は泣きました。
「許してください、私はごはんをもう食べません。
許してください、私はごはんをもう食べませんから。」
お父さんとお母さんは許しません。
「許しません、許しません、あなたがもう食べなくても許しません。
あなたが何も食べずとも、何も飲まなくとも許しません。」
いらない子は何も食べずにベッドに入りました。
お腹が鳴ってひもじくて、眠れないけど目を瞑りました。