夢とうつつの狭間にたゆたう、幻想異郷の風景たち

さまざまな土地柄と時代に息づく幻想を、
ひっそりと、しっとりと描いた短編集。

人であるものと人にあらざるものの命が
ひととき触れ合ったり、はたまた離れたり。

うつりゆくものの儚さを感じさせる、
切ない風合いの読み口が好きです。