第35話
*
「あ、あの…大丈夫ですか…?」
「あ…あぁ…大丈夫だ…ありがとうよ…」
アランは弱り切った老人を背負い、雨の中を町に向かって走り続ける……
町に行けば、きっと誰かがこの老人を助けてくれる…そんな願いにも似た想いを心の支えにして……
*
アランは、ずっと乞い願った安らかな死を……
今度も、手に入れることは出来なかった……
~fin
message 神在琉葵(カミアリルキ) @rukii
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