「瓶に挿した花。」

作者 星村哲生

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★★★ Excellent!!!

『君が挿してくれた花』はいつかは萎れて枯れてしまうが、『君といた時間』は記憶している限り、いつまでもどこまでも鮮やかである。
『花』や『ガラス瓶』という物体を通して、より美しい『君にまつわるもの』を見定めようとする主人公の視点が素敵だと思いました。

★★★ Excellent!!!

花には決まった命がある事を知っている君。

でも、僕は、こうすればいいと花瓶に生けてしまった。

形だけの枯れない花を作ってしまった。

もう会えないと分かった時に、初めて、土の上にあるからこそ、力ある生き方ができるのだと知った。

この根から、新たな命を待とう。

オススメです。

★★★ Excellent!!!

花はいつか枯れるもの、人はいつかいなくなるもの……
ですが、心には永遠に枯れない、『思い出』という花が残ります。
喪失感に膝を折りたくなる時、そんな『思い出の花』が自らに立ち上がる勇気をくれるのでしょう。
ともすると思い出とは、去った人が残してくれた最後の優しさかもしれません。
そんな気付きを与えてくれる、胸の温かくなるお話でした。おすすめです。