マイクのテストから、物語が始まる。

星新一に「ノックの音が」という試みがあり、あるいは夏目漱石の「夢十夜」でも構わないが、とにかくある一つの事象からどれだけの物語を書き出せるか、そういうことなんだろう。

今の所、二回目。
二回目で方向性がわかり、なるほどと思ったが、果たしてこれは、何回続くのか。期待している。
今の所方向性は「壮大」のベクトルで、人心を掴むのにその手段は正しいが、いつまでもその向きは難しいだろう。となると次にはミクロの方向もありえるし、愛のーーいやこれは、創作を邪魔する可能性があるから、やめておこう。自分で物語を作りたくなる、興味深いテーマである。