作中登場人物の心理描写がリアル

少なくともタイトルに出ている一方の方はなにかと神格化されることが多い方だからどんな扱いになるのかと思っていたが、割と嫉妬もすれば癇癪も起こす、割とリアルな人物造形になっていて安心して読了することができました。
読むこちら側にあまり素養がなくて、酒井七馬氏周辺の描写などはどこまでリアルなものなのかは判断できませんでしたが、戦後の風俗とかの扱いから判断して、かなり入念な取材を行っているのではないかと推察します。
世代が違う二人のクリエイターの確執という主題も興味深いものだったし、いい読書体験を得ることができました。


ありがとうございます。

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