叙情と素描の間(あわい)

 心の動きとか感情っていうのは、決して派手に動くわけではないんですよね。季節の移ろいと心の揺れが重なって、繊細に描かれた情景の間からじわっと滲んでくるいいお話でした。

 どのお話も琴線に触れるお話でしたが、わたしは四話目の邂逅ステーションが特にお気に入りです。