ネタバレ注意(?)

ランキング入りしている小説のあらすじを見て笑っていました。そしてこの小説の番になりました。最初はタイトルを見て、なろう系小説かと思っていました。次にあらすじ読んで、アンチなろう系なろう系小説かと思いました。でも、読んでいるとまともな小説という印象を受けました。

ここからは幕間その2までの感想です。
おもしろいです。
この物語の主人公視点からしたら、勇者御一行は脳がトんでます。しかし、勇者視点ならあたりまえのことしかしていません。グレイシャル・プラントを庇っていてもおかしくありません()。言い過ぎました。これは不自然です。ですが、主人公を追い出したことには理由があるようです。なぜカウンター攻撃が出るのかはまだわかりませんが。
言が悪くなりますが。ここまででストレスを感じている人は、脳死で読んでいるか、主人公と自分を混同しているのだと思います。

ここからは気になったところです。
主人公は勇者の行動を、理由があると思っています。しかし、どこか侮蔑でもしているような感覚があります。しかも勇者の弱さを強調し過ぎです。これに違和感を覚えてしまいます。
主人公を手助けする僧侶が女二人とはいかがなものですか。過激なフェミさんだったら怒りますよ。
"全身を貫くような衝撃を眉一つ動かさずに受け流す。"とありましたが"眉一つ動かさず"は三人称視点になります。余裕を表現するにしても不自然です。
以上の3点からは、読者に安心感を与えようとしているように感じます。主人公のすごさを強調していることもです。それに気づいた読者が、急につまらなく可能性があります。たぶん。

総評
ここまで書きましたが、この小説はこれでもいいと思います。私は気になるタイプですが、コメディ調だと思えば気にならない人の方が多いでしょう。
気分で中を覗いてみたら、完成度が高くて驚きました。
今のところ、勇者には好印象を抱いています。今後、勇者の評価が上がるのなら嬉しいです。

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