すべての中間管理職への鎮魂歌

この作品はものすごい地に足の着いた健全なマインドで書かれたとっても面白いライトノベルです。

ファンタジーの世界におけるプロフェッショナルの仕事がどういったものか、きちんと想像力を働かせて描かれているのが感じられる点がまず面白いです。そしておそらく、筆者自身の仕事の含蓄が反映されているからか、大人が見ても感情移入できる強度があります。

世のファンタジー系ラノベに常に読みづらさを抱えて居た自分にとって、これは晴天の霹靂でした。

大人が読んでも楽しいし、子供たちも世の中の仕組みや上司の考え方を知ることで処世術の勉強にもなるのではないでしょうか。


今日やらなければならない仕事はない…だが、やろうと思えば終わらせられる仕事はある!

というあるある!な社畜マインドを持った(あれ?目から水が…)アレスさんと槻影先生に心より応援と賛辞を送ります。

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