コード・スキャナーズ

作者 真野てん

82

31人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

今朝、読み終わって寝落ちしたままレビューが書けていなかったのでハイボールを飲み始めながら早速書いてみようと思います。

まず、長かった・笑

でも蛇足的な長さではなく、毎話伏線が散りばめられたり、ちょっとしたエピソードを挟みながらめちゃめちゃ楽しく読めました。普段、あまり長いものを読まないので久しぶりに時間かけて読んだ作品です。

現代に生きる魔法使いの切ない思い、ハイテクにアンダーグラウンドな舞台の設定とのミスマッチ感が逆に現実的なファンタジーストーリーのような感覚で楽しめました。

真野てんさんの作品は情景が鮮明に浮かび上がる描写に毎回感動しながら楽しめるので、まだ読めていない作品もこれから制覇するつもりです^^

Web作家「真野てん」さん、一ファンとしてこれからも応援していきます。

★★★ Excellent!!!

まずは、クールでハードボイルドな地の文に引き込まれてしまいます。「こういう文体で小説を書きたい!」と思わせられる作者様の力量に唸ります。

追う方と追われる側が複雑に入り乱れ、「コード」が現実を支配する世界にハマると様々な謎が解き放たれます。

ご一読あれ。

★★★ Excellent!!!

この作者の作品にハズレなし!

数分の記憶も保てない「魔法使いの呪い」をかけられた人類。
それを救ったメメント・システム。
香港・九龍城を舞台に、ひとりの闇医者が呪いの謎に迫る!

無駄のない構成とストーリー展開。読み手を掴んで離さないエンタメ性。
主人公のドクターがまた……ハイスペックのくせして人間くさい。
根底に流れるのは、フラットで偏りない、人に対する信頼と情だ。

世界の秘密を解き明かし、この世の「魔法」を手にする。
現代のブラックジャック。貴方の夢にも、この男が現れるかもしれない。

★★ Very Good!!

自分の好きなルパン三世の台詞に「ハードボイルドってのはな。高級浪花節よ?」というものがあります。
もっと端的に言えば、粋な小説です。
第1章のラスト、ハザマの台詞にしびれますね。
古典的な世界観ですが、退廃っぷりは控えめ。その分SFが苦手でも楽しめるかと。
……ああ、ディック読みたくなってきた。

★★★ Excellent!!!

記憶がすべてコード化された世界。
九龍の闇医者クロウ・ハザマは、コードを瞬時に読み取る能力を有していた。
彼を頼る者、そして追う者。すべての謎は、一人の少女へと収束する。

ハードボイルドな展開をベースとして、夢の世界が色鮮やかに広がります。
息を飲む冒険。そして、謎が謎を呼ぶ展開。
最後まで騙されなかったあなたは、魔法使いになれるかもしれませんよ。

★★★ Excellent!!!

魔法と聞いて、皆さんは何をイメージするでしょうか?
きっとゲームやアニメで出てくるものが頭に浮かぶかもしれません。
魔法と言うフレーズは、この小説で、新しい意味を持つことでしょう。
幾重にも丁寧に編まれた世界観の上に、登場人物が血肉や魂をもって生きているんだと思わせる描写力。
脱帽です。
ネタバレは……? シテナイヨネ

★★★ Excellent!!!

本作の魅力は、何と言ってもその世界観とリアリティのあるキャラクター、そしてまるで自分がその場にいるかのような情景描写の素晴らしさにある。
泥臭くて、素晴らしくきらびやかな作品。
硬質なファンタジーを求めている方にぜひ。

★★★ Excellent!!!

作品を書いて投稿する以上、どんなにレビューでベタ褒めしても内心は「でもオレの方が面白い!」と思っているものではないだろうか。
ましてや自分の作品より読んで欲しいと思ってしまうほど惚れ込む他人の作品なんて、そうはないと思う。
だけど不幸(読者としては幸運だが)なことに自分は出会ってしまった。
『コード・スキャナーズ』、この作品を是非読んで欲しい。
読み終えた時に「面白かった!」と必ず興奮する。その興奮をひとりでも多くの人と共有したいと切に願う。

★★★ Excellent!!!

完成度が高く素晴らしい作品です。
ハードボイルドな感じながらも、登場する女性キャラが愛らしく、まろやかにしています。

読んでいくと分かる、読みやすさや世界観、オリジナリティが
優等生なだけでなく
読者の頭の中に描かせる世界に導いてくれる力がとても強いです。

この作品に出会えた方はラッキーです。
埋もれている“本物”に出会えたのですから。

★★★ Excellent!!!

私はどちらかというとファンタジー畑だから、どうしても魔法使いと聞くとファンタジックな印象を受ける。
でもこのお話の世界はそんなフワッとした魔法の世界とは異なる。
1945年に起きたある事故による障害で、人類の全生涯の記憶が小さなメモリーチップに記録されるようになった世界。
混沌とした九龍城を主人公のハザマ医師が駆け、ヒロインサクラの影に翻弄され、陰謀に巻き込まれる。
記憶や魂とは何か、私達の知覚する世界とは何か考えさせられる。
ハードな魔法使いのお話。ただ純粋にかっこいい。

★★★ Excellent!!!

 これは、きっとこの世界とは違うどこか別の世界の話なのかもしれない。そこには、『魔法使い』という存在があった。人とは違う世界を『知覚』する彼らを人間は厭い、その代償として大きな『呪い』を被ってしまう。
 呪いの代償は、短期記憶の欠落。記憶する能力を失った人間は『魔法使いサクラ』の作った『メメント・システム』によって辛うじて記憶する能力を保持することに成功する。
 そして、舞台は九龍城へ。
 世界の魔窟と言われたこの場所で、医師であるハザマは『魔法使いサクラ』の謎と、『メメント・システム』を巡る陰謀に巻き込まれていくことになる。


 読んだ感想として最近KADOKAWAから出版された『ノベル0』は、こんな感じではないだろうかという雑感を覚えました。『萌え』も『異世界』も『ハーレム』もなく、あるのは『燃え』と『ハードボイルド』と『漢たちの世界』。
 雰囲気で言うと、ニトロプラスや虚淵玄さんの作品に近いです。
 舞台からしてホワホワとしたライトなファンタジー世界ではなく、マフィアがゴロゴロしてる九龍城という渋さです。
 出てくるヒロイン『サクラ』さんも、廓言葉が堪能な遊女さん。
 もう、異世界飽きた。萌はいらない。
 とにかく『熱い」何かが欲しい。
 そんな方に是非ともおすすめしたい作品です。