ロボットと人間って、そんなに違うものですか?


まず、言いたいのがこの物語が非常に完成された小説だということです。市販で販売されていても遜色ない、そんな物語です。

ロボットを嫌い、あくまでロボットを機械として扱うドクターシュルツ。

ヒューマノイドとして、人間と変わらぬ……いやそれ以上に人間らしい仕草を見せるマリア。

頑なにマリアの言動、仕草、気持ちを否定するシュルツの心が今後どのように変わって行くのか。また、マリアの心をシュルツが認める日は来るのか。

読んで絶対に損はない凄く面白いお話だと思います。
是非皆様一読してみてはいかがでしょう?



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以下感想です。

マリアの人間のような心の動きが、仕草が人間らしくあればあるほど切ない気持ちになるのはなんででしょうね。

恐らく、私もどこかでロボットに気持ちは持てっこない、そう思っているからこそマリアがどこか滑稽で悲しく映ってしまう……とにかく、色々考えされられる物語でした。



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