タイトルで笑えたら、たぶんすごく面白い。

 この作品をレビューするにあたって問題が一つあり、それはもちろんどのようなレビューであれそれはレビューアの主観に基づくもので客観性など存在しないけれどもしかし、俺はとにかく怪盗が跳梁跋扈する世界が好きすぎる上に、ダジャレというものに弱いので、そのことが評価を上げている可能性があることを、念のためここに告白しておこうと思う。

 怪盗からくりマン、のライバルは怪刀ブレード、で、俺はもう、このセンスだけで爆笑してしまうタイプの人間なのだが、あなたはどうだろうか。
 物語はまだ動き出したばかりで、だからこの原色のちぎり絵のような世界がどうなるかは全然分からないのだけど、とりあえず、「姪泥棒とメイドロボ」の二人組が、素直に怪盗からくりマン2世を名乗るのか、はたまた新たな、最高のセンスの名前を名乗るのか、それが楽しみで、俺は仕方がない。