双子の妹が死んだ。私よりも恵まれていた存在だった妹は、渇水の夏、私に語った。『あれをころした』と。■■■■■の■■を殺した妹は、果てなきこの海に呑まれ消えた。“あれ”は双子である私をも、こうして海へ引き寄せて――このお腹からは、やがて“あれ”がふたたび――。海を背景に、その壮大にして得体の知れない畏怖を描き上げた怪作。
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