ぬいぐるみが大好きな息子。 そのぬいぐるみが現実を操作するのか。 それとも現実がぬいぐるみに現れるのか。 ゾッするホラー小説です。
息子が大切にする「ボク」というぬいぐるみ。ほかのぬいぐるみが捨てられるたび、身近な人が姿を消していきます。さいしょからずっと怖いけど、特に気になるのは、最後まで「ボク」だけが残り続けること。息子は自分を「ボク」に見立てて遊んでいたはずなのに、最後には「ボクも色んなのとあそべてうれしいと思うよ」と、まるで別の存在のように語ります。本当の息子は、もう「ボク」の中にいるのでしょうか。最後の一言まで読み終えたあと、冒頭のごっこ遊びが不気味に思えてくる作品です。
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