概要
北の海に未来を描け。五稜郭に志を託した男、竹内保徳
幕末、黒船来航に揺れる日本。箱館奉行・竹内下野守保徳は、北の海防と箱館の未来を切り開くため、港湾整備や台場建設、街づくりに奔走する。アイヌの人々との対話を重ね、交易の不公平や医療、漁場の保護にも心を砕き、「ニシン奉行」と呼ばれた。さらに、西洋式築城術を取り入れ、後の五稜郭につながる星形城郭を構想する。しかし、その完成を見ることなく、激動の時代の中で世を去った。北の地の未来を信じ、民と国を守ろうとした一人の奉行。その志と情熱を描く歴史物語。