概要
古本屋の壁の隙間に住む、身長八センチの男。六十年前の手紙を拾った。
駅裏の古本屋「うろこ堂」の、本棚のうしろの壁の隙間。
身長八センチメートルの人間、なぐらよしゆきは、そこでひとりで暮らしている。
ある日、本のあいだから、一通の手紙が落ちてきた。
「待っています。何年でも、待っています。」
六十年前の手紙だった。
行き先は、北の丘の、風車のある家。
ラーメン屋の裏口で倒れていた男。乾電池の車輪をつけた荷車で、突っこんできた男。
彼は、町を出る。
小人でも妖精でもない。魔法もない。
ただ小さいだけの者たちの、北の丘をめざす旅。
(全十三話・完結済み)
身長八センチメートルの人間、なぐらよしゆきは、そこでひとりで暮らしている。
ある日、本のあいだから、一通の手紙が落ちてきた。
「待っています。何年でも、待っています。」
六十年前の手紙だった。
行き先は、北の丘の、風車のある家。
ラーメン屋の裏口で倒れていた男。乾電池の車輪をつけた荷車で、突っこんできた男。
彼は、町を出る。
小人でも妖精でもない。魔法もない。
ただ小さいだけの者たちの、北の丘をめざす旅。
(全十三話・完結済み)
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