概要
白骨の貌を暴く執刀、その刃先が暴いたのは彼女自身の失われた記憶だった。
警視庁身元捜査班に持ち込まれた、等々力渓谷の無傷な身元不明遺体。解剖を担当する法医学者・北川彩夏は、遺体のわずかな痕跡と完璧なアリバイ工作を崩し、緻密なトリックを暴いていく。しかし、捜査が進むにつれ、遺体が所持していた古い形見の品が、記憶を失っていた彩夏自身の壮絶な幼少期のルーツと交錯する。死者の無念を解き明かす法医学ミステリーの傑作。
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