概要
正義が命を奪う世界で、それでも生きる。
四歳で故郷イルナから連れ去られ、侵略国ヴァルセナの兵士として育った十六歳のグロリア・レイス。十二年後、彼女は銃を手に故郷の国へ戻ってきた。
命令に疑問はあった。それでも、引き金は引けた。
ある夜、制圧した街の焼けた小屋で、グロリアは傷ついた少女ルナを見つける。家族も過去も忘れた六歳の少女は、水を求め、食べ物を欲しがり、ただ生きようとしていた。
下された命令は、少女の殺害。
けれど、「死にたくない」と泣くルナを前に、グロリアは銃を下ろす。
この子を生かす。
初めて自分で選んだその決意が、彼女を軍からの逃亡へ駆り立てた。
追跡するヴァルセナ軍。イルナの人々が向ける憎しみ。生まれた国にも、育った国にも戻れないグロリアは、ルナを背負って北を目指す。だが、守るために撃った相手にも、帰りを待つ
命令に疑問はあった。それでも、引き金は引けた。
ある夜、制圧した街の焼けた小屋で、グロリアは傷ついた少女ルナを見つける。家族も過去も忘れた六歳の少女は、水を求め、食べ物を欲しがり、ただ生きようとしていた。
下された命令は、少女の殺害。
けれど、「死にたくない」と泣くルナを前に、グロリアは銃を下ろす。
この子を生かす。
初めて自分で選んだその決意が、彼女を軍からの逃亡へ駆り立てた。
追跡するヴァルセナ軍。イルナの人々が向ける憎しみ。生まれた国にも、育った国にも戻れないグロリアは、ルナを背負って北を目指す。だが、守るために撃った相手にも、帰りを待つ
銀河の祈りに触れてくれてありがとう。静かな感動が届きますように。