概要
遥かな感情が詰まったガラス玉を守る少女の物語
戦争の続く小国に暮らす少女リユは、湖の底で一つのガラス玉を見つける。そこに宿るのは、この星のあらゆる生命の感情を凌駕する感情――それを感じ取れるのは、リユただ一人だった。
何よりも大切なものを守るとは、何を犠牲にすることなのか。少女が下す選択の先に、彼女がたどり着く答えとは――。
何よりも大切なものを守るとは、何を犠牲にすることなのか。少女が下す選択の先に、彼女がたどり着く答えとは――。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!リユが湖で拾った、一見すると何の変哲もないガラス玉。
けれど彼女だけは、そこに計り知れない感情が宿ると感じ、人生を懸けて守ろうとします。その決意の強さに引き込まれる一方で、守るために母やルケとの距離が開いていく姿は痛ましくもあります。
印象に残ったのは、ルケもまたリユを守ろうとしていることです。彼が贈ったものをリユが身につけられない理由を、彼は知らない。それでも手を差し伸べ続ける二人の場面には、言葉にできない事情ともどかしさがありました。
さらに戦争の中で、兵士ラコクも自分なりに誰かを守ろうとします。同じ「守る」という思いが、相手にはまったく違う形で届いてしまう。そのすれ違いが、話を追うほど切実になっていきます。
何がいちばん大切なのか。…続きを読む