概要
新米神格鑑定士・宮野大智は幼い頃、目の前で故郷の村が一瞬にして朽ち果てた光景を目の当たりにする。
その空には、翼を広げ祈りを捧げる謎の存在がいた。
唯一の生存者となった大智は、その正体を追うため神格鑑定局の門を叩く。
一方、神格鑑定局が長年追い続けてきた禁忌――「時を操る力」を宿す二つの時計が、ある事件を境に忽然と姿を消した。
歴史を動かしてきた時計。
時を支配する存在。
そして、世界の裏側で語り継がれる神話。
過去と現在が交差するとき、人類の運命を懸けた戦いが幕を開ける。
これは、"時の支配者"へと迫る神格鑑定士たちの物語。
一話一話丁寧に書き上げていきます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神も妖怪も“鑑定対象、新人鑑定士が時の禁忌を追う現代神話ファンタジー。
これは隅々までよく考えられたお話。
神様や妖怪を倒すんじゃなくて、鑑定して、調べて、場合によっては話を聞く仕事がある。まずこの神格鑑定士という設定が新しいですね✨
主人公も、最初から何でもできるヒーローではなくて、新人として個性の強い先輩たちに振り回されながら仕事を覚えていくタイプ。
神格相手でも、力でねじ伏せるより、相手が何者なのかを知ろうとする姿勢がちゃんと彼の強さになっている。
職場のやり取りは結構にぎやかで、ちょっと公務員のお仕事ものっぽい空気まであるww
なのに、その裏では大智の過去や、時を操る力、歴史に関わる謎が少しずつ動いていて、気づけばかなり大きな話になっていきます。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!優しさと覚悟が、主人公の強さ
主人公・大智は、優しい少年です。
神格鑑定局調査班に配属され、さまざまな神格たちと心を通わせていく姿に魅了されました。
持ち前の優しさと知識、そして隠された力で、次々と暴れる神格たちを宥め、任務を遂行していく過程には胸が熱くなります。
そんな大智の強さを支えているのは、「神格鑑定士として」の覚悟なのだと思います。
ただ強いだけではなく、優しさも失わない大智の姿が印象的でした。
個性豊かな神格鑑定局の仲間たちも見どころで、軽快な会話とテンポの良い展開で、とても読みやすい作品です。
ちなみに私の推しは、早坂さんです。笑
この物語が、これからどこまで広がっていくのか。
大智たちの成…続きを読む - ★★★ Excellent!!!神さまの事情を聞く新人が、世界の未来に踏み込んでいく
幼い日に故郷と母を奪われた宮野大智が、神格鑑定士となって、その出来事の真相に近づいていく物語です。
この作品で好きなのは、「鑑定」が相手を知るための仕事として描かれているところ。河童の好物を覚えていることも、雷獣が大切にしてきた場所や歴史を知っていることも、ちゃんと相手との関係を動かしていきます。大智の知識とまじめさが、命懸けの場面で意味を持つ。その積み重ねに胸が熱くなりました。
普段はぼやいたり新人に振り回されたりしている先輩たちも、危機には頼もしい。岩谷と山縣の「矛盾コンビ」は、二人が揃うだけで安心したくなる存在です。一方、早坂が出てくると、助かりそうなのに少し身構えてしまう。この顔…続きを読む - ★★★ Excellent!!!時の禁忌に挑む壮大な物語
第二章まで拝読しました。
新人神格鑑定士・宮野大智と、個性の強い先輩たちが様々な神格に向き合っていく物語。
親しみやすいキャラクターたちがコミカルで軽快な日常を彩る一方、物語の根底には、幼い大智の故郷を消滅させた「時の支配者」という大きな謎が横たわっています。
物語は大智自身が封じていた18年前の記憶へ踏み込み、「なぜ彼だけが生き残ったのか」「彼自身には何が宿っているのか」と、それまで散りばめられていた謎が少しずつ形を持ち始めます。
日常的な神格対応の楽しさから、歴史や時間そのものに関わる壮大な謎へ。
読みやすくテンポの良い進行ながら、先にはかなり大きな世界が待っていそうで、続きを追…続きを読む - ★★★ Excellent!!!過去に眠る「予言」と、神話級の脅威——見応えのある第一部
冒頭から引き込まれます。故郷が空から来た黒い影に一瞬で朽ち果てさせられ、母に守られながら独り残される大智——何百年分もの時間が経過した廃墟で目覚めるという導入は衝撃的で、この物語の核心である「時を操る力」への興味を一気に掻き立てられます。
物語の中で特に心に残ったのは14話です。母親が「愛してる」と言い残して消える場面もさることながら、それを見ていた金山が思わず漏らす「早坂さんの言った通りだなんて」という一言に鳥肌が立ちました。ただの悲劇ではなく、誰かがこの結末を予見していたことを匂わせる構成は見事で、物語全体に不穏な陰謀の気配を纏わせています。
20話では、大智の故郷と母を奪った張本人…続きを読む