拙作「悪役令嬢×デスゲーム」も次回で完結となりますので、作中に登場したデスゲームを改めてご紹介します。
第1章『だるまさんがころんだゲーム』
玲奈が勝者となったところから物語が始まるのですが、本当に単なる「だるまさんがころんだ」です。
兎の男が鬼で、一番初めにタッチした人が勝ち。タッチ出来なかった人は崩れる空中庭園と一緒に【奈落】落ちというあっさりしたゲーム(?)でした。
第2章『50人目を取れゲーム』
皆さんも小さい頃にやったことがあるであろういわゆる数取りゲームです。順番に数字を言っていき、決まられた数字を言ったら負けなゲームの変則版です。
このゲームには必勝法がありまして、ルールに応じて特定の数字を抑えていけば必ず勝てます。
第3章『勇者と助けられた魔物ゲーム』
某カイジのEカードが元ネタです。ですが、イム用のルールとなっていますので、もはや別のゲームといってよいかと。ゲームバランス、最悪です(苦笑)。
ベット(参加料)のリスクが少なければ、魔王陣営が圧倒的に有利なゲームです。
勇者陣営で勝つ確率が1/25に対して、魔王陣営での確率は24/25。圧倒的バランスの悪さ!
第4章『陣取りゲーム』
時間と共に床のマス(陣)が消えていきますので落ちないよう如何に自分のマスを確保するかを考えてしまいそうですが、ゲーム名に騙されてはいけません。
マスが消えて身動きが取れなくなる前に如何に早く相手を落とせるか、体力勝負のゲームだったりします。
玲奈用に考えたゲームなので頭は使いません(笑)。
第5章『正義の天秤ゲーム』
イエスノーゲームのフリをしたトロッコ問題です。ちなみにイエスノーゲームとはイエスノーで答えられる質問をして箱の中身を当てたりするゲームです。
トロッコ問題はいろいろな物語で扱われ、いろいろな解決法が提示されていますがクローズドクエスチョンの罠に捕らわれてはいけません。AとBのどちらを選ぶ? ではなく「俺はCをするぜっ!」と少年漫画の主人公のように叫ぶのが正解です。これもやっぱり頭を使わない玲奈向けのゲーム(2度目)。
第6章『ふたりの門番ゲーム』
これはよくある理論クイズです。本当のことを答える門番と必ず嘘をつく門番、それぞれが守る扉のどちらが正解かをハイかイイエだけの質問で当てるゲーム。ネットで調べてみるといろいろな回答パターンがあります。
玲奈用のゲームとしては頭を使わねばならず、「トリックスターの遊戯」を見ていたお陰でどうにか正解できたという流れです。クライマックスに向けての伏線回収のゲームでした。
第7章『砂漠の旅人ゲーム』
こちらもよくある理論クイズ。3人のうちひとりしかゴール(次のオアシス)に行けないと考えると過酷ですが、本来のクイズは「ふたりのポーター(荷物持ち)を使ってゴールする方法を考えなさい」なのでデスゲームではありません。ポーターもちゃんと元のオアシスに戻れますし。
この「ひとりしかゴールできない」というのを見て、玲奈、アネット、イム3人のラストゲームはこれしようとプロット段階から決めてました。
第8章『船長の年齢を当てろゲーム』
もうゲームやクイズと言いうより謎かけの部類です。いろいろな国で実験されているといわれてます。固定概念をぶち破れ!
あけぼの、もとい健司はどこかでこの実験のことを読んでいたのだと思います。
ゲームは以上の8つ。直接ゲームにはからみませんでしたが、作中で玲奈とアネットが「囚人のジレンマ」のような会話をしたりなど、ひたすらゲームのことを詰め込んだ作品になったのではないかと思います。
次話で完結ですので、ご興味を持たれた方、ぜひ一気読みなどいかがでしょうか。
そして、もし少しでも面白いと思ってくださいましたら★や♡などをよろしくお願いします。