サイクロン・ジョーカーさま。「剣豪戦隊ブゲイジャー 登場人物紹介&人気投票」へのお星さま、ありがとうございます。もしかして本物さんでしょうか? だとすると、嬉しささらに倍増です。自分の罪を数えてしまいます。
「剣豪戦隊ブゲイジャー」は当然「侍戦隊シンケンジャー」は意識しています。愛と勇気を剣に込めているくらいですから。「シンケンジャー」、「カクレンジャー」、「ニンニンジャー」の流れで、敵は妖怪です。
ただし、ブゲイジャーを書いた理由のひとつに、シンケンジャーへの不満があるからというのもあるんです。
「侍戦隊シンケンジャー」というのに、「侍要素」、「時代劇要素」、ほぼ皆無でした。戦隊モノとしての出来は一級品でしたが、そこが物足りなかった。「特捜戦隊デカレンジャー」では、徹底的に刑事ドラマへのオマージュやトリビュートが入っていました。往年の名作刑事ドラマ「非情のライセンス」や幻の名作「大追跡」が、ナレーションや歌詞に含まれていたのが好例です。
が、「シンケンジャー」には、それがほとんどない。
昔の時代劇で、三船敏郎さん主演「荒野の用心棒」で、「百人斬り」というものがありました。本当に敵を百人斬ります。これは映画「ジパング」でもありましたが、「シンケンジャー」ではやりません。でも、なぜか「デカレンジャー」ではやりました。
そういう不満がぼくの「ブゲイジャー」を書かせた理由のひとつです。
ただし、「シンケンジャー」がつまらないかというと、それは全くありません。実際「10イヤーズアフター」をつぎにやってもらいたい作品の一番は、「シンケンジャー」です。二人ほど主演クラスに出世しちゃって実現が難しいですが。