まだ完全とは言えないが、味がわかるようになった。
水を飲むのに不安もなくなった。
茶は飲めないのだけれど、これは気分的なモノだろう。
あとは食べたいという気持ちさえ起これば、食に関する部分はほぼ回復である。
吐き気はゼロとまでは行かないが、吐き気止めを飲むほどではなくなっている。
ただ便秘は相変わらずだ。
処方された下剤に余裕があるうちに、何らかの対策を考えたい。
首から湧き出す膿は今日も絶賛噴出中。
いい加減止まって欲しいのだけれど、なかなか思うようには行かない。
いったいこれ以上何をどうすればいいのやら。
ことほど左様に肉体は徐々に回復しつつあるものの、
頭の中がいつまで経っても切り替わらない。
やる気スイッチが見つからない。
なーんにもせずにただ毎日を怠惰に過ごしている。
どうにかしなきゃいかんのだがなあ。
水は低きに流れるものだ。
このまま放置しておけば「何もしない」が「何もできない」になるのは
自明の理である。
それは何としても避けたい。
せめてあと一本、長編を書きたいところ。
何のアイデアも浮かばないから、などと言っている場合ではない。
アイデアはひねり出し絞り出すものだろう。
己のケツを蹴り上げ、眠った頭脳を起こし、とにかく手を動かさねば。
何か行動に、何でもいいから行動に移さなければ明日はない。
……と、わかってはいるんだけれども。何ともかんとも。