梅雨であるため空の機嫌が悪い日が続いているものの、
体の機嫌はさして悪くない。
快調とは言えないが、せいぜいたまに立ちくらみがある程度。
なので少なくとも悪くはない。
もう日常生活で特に困ることはなくなりつつある。
まあ、ほとんど日がな一日ゴロゴロしてるだけだが。
口の中のガーゼは結構前に無事卒業し、
いまは「軟口蓋栓塞子」という入れ歯みたいなヤツだけで穴を塞いでいる。
これを一日一回は外して洗わなければならんのが面倒臭い。
面倒臭いがやるしかないしな。やれやれだ。
ミステリーは手探りで書きながら、いま三万二千文字。少ない。
このままのペースでエンディングまで書いたら
五万文字くらいで終わってしまうだろう。
最低八万文字は欲しいのだけれど。
とりあえず書ける範囲を書いてから、水増しを考えるか。
殺人事件が起こる推理小説なので、
理屈としてはたくさん殺せば文字数は稼げるのだが、
実際のところ万単位の文字数を増やすためだけに殺人事件を起こすと
とんでもない大量殺戮になってしまう。
それもうミステリーじゃないよね、というレベルで。
したがって水増しのためには人を殺さず文字数を増やすしかない。
一番簡単で確実なのは登場人物の数を増やすことだ。
でもミステリーなので投げっぱなしエンディングという訳にも行かず、
ラストは綺麗に締める必要がある。
人数が増えると締まらないのだよなあ、これが。
いまの人数でも締まるかどうかちょっと微妙なところ。
さあて、どうしたものか。
こういうところで「引き出し」の数が試されるのだろう。
自信はないが、いまさら放り出す訳にも行かない。
とにかく何とかしよう。