吐血はしていない。
ただ「血でも吐かせたいのかこの野郎」と思っただけだ。
今日は抗がん剤の点滴のために通院したのだが、
先週退院したのが土曜日であったため、病院の窓口業務が行われていなかった。
そのため本日退院手続きをして精算した訳だ。
入院の際には病院に対し、預かり金3万円を出さねばならない。
入院の費用がそれを上回るのなら、精算でさらに不足分を支払うことになる。
それは理解していたのだが、その金額が軽く想像を超えていた。
限度額適用のいっぱいいっぱいの金額だったのだ。
しかし、今月はすでに通院による治療で限度額近くまで支払っている。
つまり限度額の2倍を支払えというのだ。
いったいどういうことだ? 私は混乱した。
正直いまだに混乱している。考えれば考えるほど意味がわからない。
会計窓口の説明によれば簡単な理屈で、
要するに会計上は通院治療と入院治療はまったくの別物なので、
それぞれに限度額いっぱいまで支払えということなのである。
そうなのか? そういうもんなのか?
どうにもよくわからん。
もうね、そらね、血でも吐きたくなるわな。
ブッシャーってシャワーのような血を吐き散らしたくなるわな。
だが病院の窓口で延々とゴネられるほど立派な精神力は持ち合わせていない。
とりあえずクレジット払いで急場をしのいだのだが、何と言うかかんと言うか。
金のないヤツは死ねとでも言われた気分である。
ムシャクシャしたので何年かぶりに外食した。
市がタダで配ったプレミアム商品券が使える店だったので、実質1000円引き。
虫の居所はいまだに悪いが、まあ、頭を切り替えよう。
とはいえ、来月は手術と再入院があるはずだ。果たして乗り切れるのか。
はてさて。