辻井豊

すり鉢の一人語りで描かれる未来。 ＡＩが人間の仕事に次々と進出し、人間に残された仕事はわずかな「人間にしかできない仕事」と「胡麻をする」こと。 タイトル「あと少しでユートピア」の…続きを読む

すごく読みやすい文章なんですけど、どこかしら詩のようなリズムを感じます。 シニカルな味わいがあるのですけど、それは他者に対してではなく、作者自身にも向けらられているように思えます。…続きを読む

未練を残して亡くなった者が、愛おしい誰かを救う。 しかしそれは、たった一言だけで。 独立しているようでいて、それぞれに結びついたお話し。 人を想う人の気持ちが丁寧に描写されていま…続きを読む

蝉頭のアクセサリー職人を先生と呼ぶ、弟子の女性が主人公です。 一緒に仕事をするのは１年のうち、わずか七日間のみ。 主人公が先生に寄せる想いは抑えたもので、まず一番に感じたのは尊敬の…続きを読む

イマダテリノは呪われた。 その呪いはキツネの姿をしていた。 呪われた彼女はそのキツネと話すうちに大切なことに気づく。 そして生きるために一歩を踏み出す。 サクッと読めて、でも胸に…続きを読む

いたずらの原因は幽霊か人間か。
最後に後にほろっとして、そしてくすっと落ちる。
リズム感のいい展開がきもちいいです。

小学生にして自作本の配布を経験する主人公。 自分の丹精込めた本を貰ってくれる人は少なかった。 でも…… こんな素敵な経験をわたしもしてみたいです。 よし、創作がんばろうって、そう思…続きを読む