カクヨムWeb小説短編賞2023 結果発表の時期がきました
皆様の応援のおかげさまにて
夢見里龍 「言の葉を喰む」
https://kakuyomu.jp/works/16817330668468183647短編特別賞を受賞いたしました!!
一昨年の「鶴に殉ず」の短編賞受賞に続けて、カクヨムさまからいただいた「受賞」というお星さまがふたつになります!
こんなに嬉しいことがあってもよいのでしょうか!
この小説は第二の故郷である京都を舞台としております。
「京都は空襲がなかった」という話はよく聴きますが「あったんだよ」という話を、いつ、誰から聴いたのか。親だったか、親戚だったか。その頃から、戦時中の京都を題材とした幻想小説を書きたいなあと漠然とおもっていました。建物疎開のこと、ざらざらとした京都の町のこと。
時代考証が足らず、読者様からもたくさんのことを教えていただきました。
そのせつはほんとうにありがとうございました。もっともっと勉強します。
そうしたこともふくめ、たくさんの読者様に応援いただき、そのおかげでこの素晴らしい星をつかみとることができたと心より感謝いたしております。
文字を喰べる娘を書きたい、という夢もかないました。これはじつは五年間、書きたい書きたいと思い続けてきた"想像"のひとつでした。かたちにできて、とても嬉しいです。
作中作のなかには「鶴に殉ず」もこっそりと(?)忍ばせています。気づいてくすりとしていただければ嬉しいです。あとはそうですね「東ローマ帝国」の紫の娘の話は「アカニシ貝」です。この貝の内臓は高貴な紫の染料になります。ほとんどは食べても毒はありませんが、まれに強い貝毒を持ちます。
ひそかに作中作にもこだわっていました(笑)
また「円城塔賞」最終選考対象にも残っておりました。
こちらは2,168作品中30作というものすごく狭き門でしたので、あと一歩及ばずではありましたが、とても嬉しかったです。円城塔先生に読んでいただけたというだけで光栄の極みです。
最後になりましたが、
選考にたずさわってくださった編集部様、応援してくださった読者様、この小説とご縁を結んでくださったすべての御方に御礼申しあげます。
……
こっそりと宣伝させてください!
カクヨムでも連載しております「後宮食医の薬膳帖」ですが、なんとついに「4巻」が発売いたします!
メディアワークス文庫 公式サイト▽
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ありったけの魂と「好き」な要素をつめこんだ中華後宮幻想です。よろしければ、この機会にイッキ読みなどしていただければ、天まで舞いあがるほどに喜びます。たくさん人気がでれば、まだまだ続刊の可能性もありますので、なにとぞ、なにとぞ!
コミカライズ版はこちらです▽
https://comic-walker.com/detail/KC_005185_S?episodeType=firstこちらはそ太郎様が作画を担当してくださり、めくるめく毒と薬、薬膳グルメの世界観を表現してくださっています!
それでは今後とも夢見里龍をよろしくお願いいたします!