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【出版続報】後宮食医の薬膳帖4発売

日頃から「後宮食医の薬膳帖」をご愛読いただきまして、御礼申しあげます。
本日6月25日に後宮食医の薬膳帖4が発売されました。これにて2期完結でございます。
4巻続刊というのは作家にとってはまさに夢のような響きです。ここまで物語を続けることができたのは応援してくださる皆様のお陰と感謝の想いがつきません。
KADOKAWAの大規模なシステム障害のさなかということもあって、無事に刊行できるのか、延期になるのではないか、書店様にならばないのではないかと最後まで緊張しっぱなしでした。昨日から読者様から続々とお迎えのご報告をいただき、書店様にも流通しているようで、いまようやくに安堵の息をついております。

それにしても、続刊すればするほど、登場人物たちに命が吹きこまれていくというのはほんとうですね。

後宮食医の薬膳帖を書き続けるにあたって、作者がびっくりするほどの成長をみせてくれたのがやはり、後宮食医つきの女官である「藍星」です。父親を処刑した渾沌の帝の姑娘である慧玲に復讐するため近づいてきた刺客だったのですが、慧玲の患者にたいする誠実さに怨嗟が氷解し、その後は彼女に忠誠を誓うことになります。ダークな展開の多い後宮食医の世界観で、賑やかでげんきいっぱいな藍星はムードメーカーとして活躍してくれています。
4でも彼女らしい活躍をみせてくれます。「変わった」といえば一番は彼女でしょう。

それにたいして「変わらない」がカギになっているのが「鴆」です。彼は一貫して毒です。3にて大変なことがありましたが、彼は変わりません。慧玲にたいする溺愛、毒愛はどんどん酷く(?)なっていますが、だからといって慧玲に感化されて命の尊さに気づいたりするわけでもなく徹して毒です。今巻でも慧玲の敵になる場面があります。
でも、そんな彼だからこそ、慧玲の唯一の理解者となるのです。

そんな登場人物たちが織りなす後宮食医の薬膳帖を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さらなる続刊を目指して頑張りますので、宜しければSNS、読書メーターなどで「読んだよ」とか「おもしろかったよ」とか「続きもっと読みたいよ」とかつぶやいていただけると嬉しいです!

また、コミカライズ版後宮食医の薬膳帖も大好評連載中です。
ニコニコ静画では読めなくなっているのですが、カドコミでは変わらず読んでいただけます。ちょうど後宮食医の薬膳帖4に登場する凬や坤族がかかわる話を、コミカライズにて連載していただいているところですので、おさらいになるとおもいます(*^^*)
▽ カドコミ ▽
https://comic-walker.com/detail/KC_005185_S
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コミックス1巻は今秋発売予定です。
まだまだ盛りあがる後宮食医の薬膳帖! 今後とも面白い薬と毒をお届けできるように頑張ります!

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