日頃から「後宮食医の薬膳帖」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。
KADOKAWAメディアワークス文庫から書籍化していた「後宮食医の薬膳帖」ですが、このたび続刊が決定いたしました。
これもすべて読者様の応援の賜物でございます。そして素晴らしい表紙絵を描いてくださった夏目レモン様、コミカライズにて美麗なる作画を担当してくださったそ太郎様にも感謝の想いがつきません。ありがとうございます。
たくさんの御方に支えられ、夢かなった「続刊」! 応援に報いるよう、素敵な小説を書きあげ、御届けしたいとおもいます。
つきましては、本日から第七部連載再開です!
「翼を持たぬ飛禽《とり》囀りて、宮廷は大いなる禍に見舞われるであろう」
宮廷官巫による神託がおりて、新たに皇太子となった鴆が禍をもたらすのではないかと疑われるなか、宮廷で「金毒」による毒疫が蔓延する。後宮食医である慧玲が施療にあたる。慧玲の薬によって患者たちの病態は段々と回復にむかうが、そんななか、患者の急死が相つぎ――――
毒の陰謀が渦巻く宮廷で、慧玲と鴆はいかにこの事件を解くのか!
「……おまえ、私を女帝にしてくれるんじゃなかったの」
「そうだね、皇帝の椅子に君臨する貴女をみたいというのも嘘じゃないさ。でも、同じくらい、あんたが薬でなくなって落ちてしまえばいいとも想っている。地獄の底までね」
連載は毎週木曜日となります。
今後とも後宮食医の薬膳帖をよろしくお願いいたします!
そ太郎様によるコミカライズ版もほんとうに素晴らしいので、ご覧いただければ幸いでございます。
▽こちらからコミカライズをお読みいただけます。
ComicWalker
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_FS06204484010000_68ニコニ静画
http://seiga.nicovideo.jp/comic/66406 夢見里 龍