理柚

「切れない鋏」のレビューにも書かせていただきましたが、この作品もやはり登場人物の「息遣い」が感じられ、圧倒されます。頭の中に、映像として映し出され、登場人物が「生きて喋っている」と…続きを読む

なんとなく読み始めたのですが、一気に引き込まれました。そして何度か読み返しました。きっと、また読みたくなるででしょう。淡い色合いの絵本のような、素敵で切ないお話です。他の作品もぜひ…続きを読む

淡々と夜釣りの様子が書かれているのですが、その静けさの中に温度や色、音がしみじみ感じられました。水墨画のような印象を受ける作品でした。

子どもをめぐる、かけがえのない一瞬が切り取られた、素朴であたたかな作品です。いきいきとした声や表情が自然と浮かんでくる、そんな気がします。

夏や秋の情景も楽しみにしています。

「あれ？今日は、お休みの日だったかな？」と、思ってしまう毎日です。一年間、お疲れ様でした。 四季折々のかおり、滋味あふれる食べ物、存分に楽しませていただきました。 すてきなお話、…続きを読む

科学の「か」の字もない私にも、とても読みやすく、わくわくした気持ちにさせてくれる作品です。「鉄」と「炭」が会話する、という展開にも違和感なく入り込め、そのうえなんだかあたたかい…。…続きを読む

どの詩にも律動があり旋律があり、ときに転調したり、変拍子になったりもする…。曲によってテンポ感もさまざまで、音楽を聴いているような感覚に引き込まれる詩ばかりです。特に「ジェットコー…続きを読む

やさしい甘さ、でもしっかり角はあり、まさに金平糖のような歌です。お題「特になし」の三首目が素晴らしい…。こういう季節を過ぎてしまった者としては、まぶしくうらやましい限りの瑞々しさで…続きを読む

ドライな語り口ですが「生活」の中にある、哀しさやおかしさ、ぬくもりが映し出されていて、じんわり沁みました。私にとっては（いい意味で）「息抜き」にはなりませんでした。