『横浜駅SF』は夏頃に2巻を出す方向で進めている。というわけで原稿の一部をカクヨムで先行公開する。今回は「群馬編」である。
https://kakuyomu.jp/works/48522014251549058712巻は既に公開した「京都編」とこれから公開する「群馬編」、さらに書き下ろしを1〜2編加えたオムニバス形式にする予定。「鴨川ホルモー」に対する「ホルモー六景」みたいな感じの続刊である。
12月に発売した1巻はかなり売れているらしく、既に4刷まで出ることが決まった。1巻の売れ行きが振るわず続刊が出せない、という話をよく聞くのでこれは幸運というべきだろう。
ただ実際やってみると「続刊」というのは想像以上に精神的な負担が大きい。1巻は読者を想定せずに勢いだけで書けたが、2巻となると「1巻の読者はどう思うか」をどうしても意識してしまう。常に他人の期待を裏切ることを信条として生きてきた身としては「期待に応えて2巻」というのは肌に合わない。あと1巻を出すと「2巻の締切」というのが自然に決まってしまう。締切が嫌なのは人類創生以来の普遍的真理である。
これが終わったら溜まっている新作ネタをさくさく消化していきたい。