カクヨムコン、そしてKACと、慌ただしい時期が終わりました。
今年のKACは時間的な制約もあり完走するつもりは無かったのですが、一度始めると最後までやらないと気が済まない性格ゆえ、何だかんだで完走してしまいました(-_-;)。
ここ数年、いわゆる「連作」でKACに参加しましたが、今年は登場人物と舞台は同じでストーリーは各回それぞれ独立したものに仕上げました。
「書き下ろし」は、平成初期、僕がまだ受験生だった頃に書いた作品です。今回の舞台は令和の現代なので、制作当時十代だった登場人物を時代と合わせて五十代に設定しました。歳を重ね、環境が変わっても、若い頃の情熱や自分自身を見失わず必死に生きている登場人物の「今」の姿を描きました。
今回の一連の物語は、自分自身に向けて書きたかったのかもしれません。
仕事で思うように成果が出ず、小説の方もカクヨムコンのこともあって自信喪失気味だった自分を、何とか奮い立たせようとしていたというか……。
思い返すと「書き下ろし」は、受験が上手く行かず自信喪失していた頃、胸の内をどこかにぶつけたい、書き記したい、という思いから生まれた作品でした。
物語が生まれた背景は、あの頃と変わってないのかもしれません。
KACで投稿した一連の「書き下ろし」シリーズは、お陰様で多くの皆さんに読んでいただき、嬉しい感想やレビューもいただき、心より感謝申し上げます。
これからも粛々と頑張っていこうと思います。
東京は桜が満開を迎えましたが、こちらでも、数輪ですが桜の花が咲いていました。来週には満開になるかもしれません。
僕自身は車で一時間以上かかる場所へと転勤になりました。新しい場所で、もう一度自分を見つめなおすきっかけがつかめればと思います。
※写真は福島県石川町の「桜谷」(昨年撮影)です。
