仕事帰り、漫画家の松本零士先生が亡くなられたとのニュースを目にしました。
松本先生とは誕生日が同じですし、親戚がファンで「銀河鉄道999」や「男おいどん」などの単行本をずらりと揃えており、小学生の頃、親戚の家に行くとむさぼるように読んでいた記憶があります。当時はストーリーや作品に込められたメッセージは理解できなくても、とにかくあの独特なタッチの絵に惹きこまれましたね。
松本先生の描く戦闘機や戦艦などのイラストはすごく緻密ですし、物語も重厚で、ドラマや映画を見ているかのように感じました。一方でネコの絵がすごくかわいかったり、セクシーでエロティックな女性を描くのが上手だったりして、それがまた見る側を虜にさせてくれます。「男おいどん」で初めて九州の言葉に触れ、作品中に出てくるラーメンライスやタマゴ酒に憧れたこともあります(笑)。
でも、一番憧れたのはやっぱりハーロックかな。次元大介のようなクールで寡黙で独自の美学を持つ所がとにかくカッコよかったです。
松本先生のご冥福をお祈りするとともに、これからも先生の作品を大事に読み続けていきたい、と思います。