連載開始から二年半が経過した長編「大きなケヤキの樹の下で」ですが、今日の掲載分をもって「ルーク編」が終了となります。公園の初代ケヤキの「おじさん」が海辺の町へと移植された後、二代目ケヤキのルークの目から物語を進めていましたが、そのルークも移植され、御役目御免になります。
話数にして100話近く、年数で言うと四十年近く、ルークは公園の移ろいを見つめ続けてきました。その間に新しい仲間や家族が増え、新築マンションの住民達が色々と騒ぎを起こし、ケヤキ達を守ってきた隆也は亡くなりました。本当に色々なことがありましたが、公園のケヤキとしてルークは「おじさん」の教えを守り、しっかり自分の務めを果たしてきました。
ルークは新天地に旅立ちましたが、残されたケヤキ達を中心に物語は続きます。しばらく連載は休みますが、年明けには新しい展開で再び進めていくつもりです。最近は何かと忙しくて掲載間隔が開いてしまうのですが、引き続きご愛読いただけると嬉しいです。