三月に入り、一気に暖かくなりましたね。
今回は色々と書きたいことがあり、長文になってしまいましたが、ご容赦ください……(汗)
KAC2022が始まりましたね。
矢継ぎ早に出されるお題に、どんな展開でお話を作ろうか頭を悩ます日々が続いています。皆さんの作品も拝見しましたが、「そう来たか!」と感心させられつつ、楽しく読ませて頂いております。
短期決戦のKAC、しかもこの時期は仕事が忙しくなるので、どこまで参加出来るかわかりませんが、出来る範囲で肩ひじ張らずに参加して行こうと思います。
続いて、昨今世界を震撼させているロシアのウクライナ侵攻に関するお話です。
亡命者が殺到しているポーランド国境の町で、演奏家が路上でピアノを演奏しているニュースを目にしました。ピアノの演奏を聴くことで、命からがら避難してきたウクライナの人達の荒んだ心、疲れ、悲しみが癒されているようです。演奏したドイツの演奏家は「音楽だけが私たちを救うことができるということ。芸術・音楽、それが心を閉ざした人々と対話する方法だ」と話していました。
音楽の持つ力は計り知れないものがあると思います。
拙作「紡ぎの調べ」でも、荒んでいたマンションの雰囲気を変えようと博也がロビーにピアノを置き、住民達の心に変化を起こしました。
こんな大変な状況だからこそ、音楽の持つ力を存分に発揮し、戦火から逃げてきたウクライナ人達に生きる力と希望を与えて欲しいと思います。
最後に、カクヨムで僕と相互フォローしている作家「大谷羊太郎」さんがお亡くなりになったことを、新聞の訃報欄で知りました。
1970年に江戸川乱歩賞を受賞したことがある現役の作家であり、大谷氏からフォローされた時はまさかと思い、大変驚いた記憶があります。90歳という高齢にも関わらずカクヨムに挑戦している姿を見て、僕自身すごく感銘を受けていました。カクヨムには、自らの戦時中の経験談を綴った「人生旅日記・鷹と小雀」、そして男女の心模様をミステリー小説風に描いたショートショート「女の万華鏡」が掲載されています。
ベテランの作家だけあって、文体や扱うテーマが古風ですけど、どの作品も軽妙で読みやすいと思いました。
ご冥福をお祈りします。