ひとつの作品はついにカクヨムコンの長編小説の基準である十万字を超えましたが、別の作品は二万字で止まったままです。前者も過去三日間で二万字を少し超える進捗しかありません。僕は間違いなく筆が遅い作家です。
皆さんのように巧みな言葉がすらすらとは浮かびません。一つひとつ、気になる表現を調べています。特にこだわる時は、「語句の描写」で検索し、有名な作家の表現を探り、感情表現だけを参考にしています。この検索方法は、非常に便利で、学びになります。ピンとくる言葉や描写が見つかる無料の辞典です。
たとえば、「黄昏」という単語を『日本語表現インフォ』(小説の言葉集)で検索すると、以下のような事例が示されます。いくつかを紹介します。
・暗く沈んだ黄昏の中に
・黄昏が徐々に暗くなり、ネオンの光が急に強くなる
・どこかに暖かい夕日の一片が隠れているかのような春の長い黄昏
・黄昏の光がぼんやりと漂う
・まだ完全に黄昏とはなっていない影が、暖かい霧のように地面を……
・長い黄昏のような寂しい人生
これらをそのまま真似るのではなく、自分の感性でアレンジしてみてください。まだ試したことがない方は、ぜひ挑戦してみてください。