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今朝、作品を書きながら、改めて自分のタイプに気づいてしまいました。

作家にはふたつのタイプがあり、僕はよく言えば、石橋を叩いてコツコツと努力する性格です。一方では、ひらめきを大切にする感性鋭い性格の人もいます。

僕は作品にふさわしい言葉が思いつかないとき、時間をかけてネットの辞書でひとつひとつ言い換えを検索し、探し求めなければなりません。思いつかなければ、飛ばしてしまえば良いのに。それで、作品を描くのに時間がかかるのです。こんなことでカクヨムコンは間に合うのでしょうか? 本当に嫌になるほど損な性格だと思います。

今日もこんな恥ずかしい場面に遭遇しました。湧き水の音を描くのに適切な言葉が思い浮かびませんでした。「湧き水」や「水の音」で描写を検索したところ、ふさわしい言葉が見つからず、しばらく呆然として筆を止めざるを得ませんでした。
水が湧き上がるオノマトペ(擬音語)を探していたのですが、「さらさら」「ちょろちょろ」「ゴボゴボ」「ポタリポタリ」などしか見つからず、もっと情感豊かで滑らかなものを探していました。結局のところ、オノマトペは使わずに「静寂に溶け込む、湧き上がる水の音色」と表現してしまいました。その一行を描くのに三十分もかかり、ほとほと疲れました。

しかし、僕にはこの創作スタイルを貫くしかできません。よかったら、ぜひともお付き合いください。せっかくですから、富士山麓にたたずむ水の聖地、忍野八海の画像を描いてみたのでご覧ください。

6件のコメント

  • 神崎様✨の丁寧な作風に納得!
    時間って、あったから書けるって訳でも
    ないですもんね…。
    音→語→文→小説ですから、矢張り最小の
    単位は疎かにしてはいけない、という
    事ですね。

  • 作品を拝読する度に、ああ、なんて丁寧に文字を綴られているのだろうと思いましが、さもありなん……そう思いました。
    納得です✨
  • 丁寧な作品作りは武器だと思いますよ!
    見習わなきゃ、って思います~!!
  • 神崎小太郎様、こんにちは😀

    その言葉選びの一つ一つに心を込めて丁寧に作品を作られる姿が素晴らしいですね。

    富士山麓にたたずむ水の聖地、忍野八海の画像も美しいです。
    うっとりします。
  • こんばんは

    全然、恥ずかしくないですよ!
    推敲の語源も考えれば
    「推すか敲くか」それだけのことが大事な言葉としていまにも伝わるんですから

    私も小太郎さんのタイプなのですが、私はどちらかといえばそうして言葉を探しているとき、選んでいるときは楽しんでいます♪
    これもまた作家のタイプなのでしょうね
    いろいろありますって❤
  •  神崎小太郎様、コメント失礼致します。

     水が湧くオノマトペとしては「こんこんと(渾渾と・混混と)」が有名ですね。

     それはともかく、依頼されていた添削が仕上がりましたので、こちらをご覧ください。

    https://kakuyomu.jp/works/1177354054935323691/episodes/16818093087555449911

     私の近況ノートに書かれた URLの書かれている依頼コメントは削除していただければと存じます。
     続きも楽しみな作品でした。
     執筆、頑張ってくださいませ。
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