僕はカクヨムコンへの作品を書くにあたり、つくづく思い知らされました。今回は、できる限り説明書は削除し、情景描写は別として、主人公と恋する相手の気持ちを中心に書いています。
今書いているのは、一人称で描く長編です。僕を応援してくれている作家さんたちの小説には三人称視点のものも見受けられます。けれど、僕には、三人称では書けません。でも、一人称で描くのも難しいところがあります。語り手は、他人の心の中を描けないのだから。
「僕は素晴らしいと思った」→×極力さけるべき表現
「僕は素晴らしいと感慨にふけった(ひたった)」→△
「僕は素晴らしいと感じて涙があふれた」や「僕は素晴らしさに胸が熱くなった」→〇
「あかねは泣きたくなった」→×
「あかねは、胸が熱くなったように涙をこらえた」→×
「あかねの目には涙が浮かんでいた。胸が熱くなっているのだろうと思った」や「あかねは涙をこらえるように目を閉じた。胸が熱くなるのを感じたのだと僕は想像した」→〇
しかし、注意しないと、僕は禁じ手をしています。もう一度、作品が完成したら、十分に校正しないといけません。