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ラブシーンを描いたことがありますか?

今度の作品は「不倫の愛」をテーマにしている。物語の進展に伴って、ラブシーンは必要となるだろう。
ところが、書けば書くほど、初めて男女の秘め事を描くのは難しいと思い知らされた。
めくるめく夜を五感に響き、女性の読者にも受け入れられる文章で綴ってくださいと言われても、頭がパニックとなり一向に筆が進まない。どうしたら、良いのだろうか……。

途方に暮れていると、思わぬ援軍が現れてきた。不倫の男女を描く映画の名作だ。
 
潤った◯◯は男をしっかりととらえ、そのまま久木がリードするというより、凛子が一方的に動く形で奔り出し、やがて「火がつく……」とつぶやき、「灼ける」という声に耐えきれなくなって、久木が果てると、それに誘われたように凛子が叫ぶ。「死のう……」
――渡辺淳一『失楽園』より
 
 
やっぱり、上手です。儚くも美しい光景が目に浮かびます。短いやり取りの会話文も胸に染み入ってきます。下品でもなく、いやらしくもない。 
 
そこには、うたかたの愛欲に溺れる男女は描かれていない。たとえ、死んだとしても永久に続くであろう愛に恋焦がれるふたりが描かれていた。女性を泣かせるのが評判となるプロの作家とはいえ、凄すぎる!

ラブシーンを描く秘訣があったら、教えてください。

4件のコメント

  • 日本語を書く能力が乏しい私には、想像もつかないですね。一度、小説を書いてみようかと思って書き始めたら、私は会話が書けないと悟りました。論文風の報告文書しか書けません。英語でも無理です。
  • 無理です(--;
  • こんにちは。ラブシーンに出てくる性的描写もR15相当がガイドラインの規則となっていますので、それに沿った範囲内での許される描写を執筆していけばいいかと思います。作家さんだど島本理生さんあたりが優しい雰囲気かなってあたりでしょうかね。どうかご参考までに。
  • 深山花楓 さま

    いつも、ご丁寧なコメントありがとう。ラブシーンも作品によっては欠かせないものですが、初めてチャレンジしております。しかも、女性目線は難しい。
    ご案内の島本理生さんの文章を参考にさせていただきます。
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