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今日もひねもすのたり うららかな日和でしょうか。

「ひねもす」とは、「朝から晩まで」といった意味で、「のたり」とは、「のどかにゆったり」といった意味らしい。 丹後にゆかりのある与謝蕪村が「春の海 ひねもすのたり のたりかな」と丹後与謝の海を風情豊かに詠んでいます。伊根の舟屋をカモメと一緒に戯れてみたい。そんなひとときです。

作品を描く際、冒頭の一節が勝負の分かれ道だと言われている。
特に最初の200文字がポイント。確かに、心配りが必要なところです。僕みたいな凡人は、直ぐに妥協してしまうのですが……。
最近、拝見した作品の冒頭をご紹介させていただきます。

【作品名】『深夜の散歩で起きた出来事』 【作者名】UDさん
【宣伝文句】深夜の散歩で一枚の絵とあなたに出会った。

 深夜の街は眠らない。
 私は深夜、街を散歩することが好きだった。
 なにをそんなに見つめているの?

 初めてあなたと出会った時、私があなたに感じた気持ち。
 
 物乞いでもしそうな風体のおじさんが道端に座り、絵を並べて売っている。あなたはその中の一枚の絵の前にじっと立っていた。
(※行間変更済)

一切、難解な美辞麗句は綴っておりませんが、情感が伝わり続きが気になってしまいます。やっぱり、上手ですねぇ。

2件のコメント

  • たしかに冒頭の書き始めって大事ですよね。
  • うわああああ!!

    ご紹介いただきありがとうございます!

    今回KAC初参戦、777文字ですべて書こうと決めて書いたものです。
    いや、ほんと、あんま意識してなくて(;^_^A

    恐縮です。
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