もうそろそろ春になって、気候だけではなく生活環境も変わってくる人も多いのではないでしょうか。私も一緒です。
つい先日、何かのメディアで「現代には娯楽が溢れている。だから受け取り手にはそのなかから好きなものを好きなように選ぶ権利があるし、作り手はいかに選ばれるものを生み出すかを考えなければならない。」と耳にして、感銘を受けました。なるほど、と。私がこれまで自分のほしいものを自分で作ってきたことは、受け取り手としては正解だけれども(同人活動など)、作り手としては大いに間違っていたのです。
いや、間違いと言い切ってしまうのは危険ですけれど、少なくともこれは、クリエイターにあるまじき姿勢であったと思います。
そこで心機一転、原点回帰、温故知新ということで、以下の
『魔法の力が消えていく(旧題・絶対惡のキリカサネ)』
『10(テン)』
をリメイクし、さらに2つの新作執筆することを決定いたしました。
これまで避けてきた、というか食わず嫌いしてきた「売れる作品」というものと、改めて向き合い、面白さをもっと追求していく所存です。つまり、筆者自体のクドいオリジナリティーとは一旦おさらばします。これが「良さ」と呼ばれる時代が来たら、堂々と開き直れるかもしれませんけれど。
いったい何年かかるのでしょうね……決意が達成されるころに、もうラノベなんて必要ないやっという時代になってしまっていたら、イヤですよ。そうなるまでには、成し遂げたいと考えています。
長くなりましたが、これまで私の活動に一度でもふれていただいた方々に、より面白い作品と時間を提供できたらと思いますので――何とぞ応援ください。ずうずうしくてすみません。