①ある日顔面にガスマスクが現れた②出鬼 雪は③周囲にその不安を吐き出すことができず、思いなやみ④ついに隣町で露出魔さわぎを起こしてしまう。⑤その途中出会った、ホッケーマスクの少女ヨイシ⑥との関わりを機に、ユキはガスマスク＝”仮面”のナゾを解き明かそうと決心する。⑦しかし彼女の目の前には、さまざまな障害があり、⑧ユキと同じように”仮面”をもつ少女たち⑨もまた出生に大きな問題を抱えていた。⑩さらに、”仮面”の研究をする真義 逸諭という２人はユキたちの町でとある大掛かりな実験をもくろんでいて……⑪果たして、最後にユキがみちびき出す答えとは？ ⑫新感覚（なのは筆者だけかもしれない）ノンジャンル背徳ストーリ、ここに開幕ッ！！
まとめきった……１２カ所についてはネタバレしない程度にそれぞれ説明していこう。
①ある夜、ヘンな時間に目が醒めたので時間つぶしに考えごとをしていた。そのなかで「ビジンにはどうやったらなれるのか」という問いに対する正答を考えたところ、それに返事するようにナゾのガスマスクが出現したという経緯。
②１６歳のJK。頭とスタイルと視力はあんまりよくなく、人間関係もせまい範囲でせいいっぱいのジミジミ女子。さらにこじらせているのが、†にっしー†（ダガーも含めて本名）という無名どころか不人気のあまりに悪名高い歌い手を妄信的にこのむ、高校の昼休みにガーリックトーストを食べて悪目立ちしようとするなどの逆張り行為である。この子ほんとに主人公？
③ガスマスクもとい”仮面”は、鏡をとおした自分自身にしか見えなかった。それどころか友人の１人のカミカミから「いつもよりかわいいね」といわれる始末。
④１度目は半分衝動的で、記憶はあるものの後ろめたさのようなものを覚えていた模様。しかし２度目は完全に計画的かつ冷静だった。ガスマスク出現によるなんらかの影響だと思われる。
⑤「出会った」というか、２度目の犯行後に証拠写真をとられた。
⑥またもやユキは道徳に反する行為に走ったばかりか、ヨイシにその責任を押しつけるような恰好になってしまった。そのためユキは自分の力でヨイシを守ろうとするが、なぜか拒まれてしまう。
⑦ユキたちにとって”仮面”にはわからないことが多すぎる。物質かどうか、どこから現れたのか、なぜ現れたのか、どうすれば剥がすことができるのかなど、理論的に説明するための情報はごく一部の人間しか所有していないためだ。
⑧ホッケーマスク／？？？マスクのヨイシ、溶接マスクのクダキ、♂ライオンマスクのアンドウ、着ぐるみ（？）のキリン、翁の面の真義 逸諭２名などなど。
⑨全員が特殊な環境でそだっており、大きなトラウマを抱えていた。
⑩背が高い年中パンツスーツの逸諭と、背が低い難解語を話す逸諭。彼女たちは”仮面”を剥がす研究をしており、これまで物理的実験と精神的・観念的実験を行ってきた。
⑪”仮面”を何だととらえるのかによって『マスク・オブ・グレィズ』というタイトルの意味は変わってくる。
⑫こうご期待！
なんで、もっとこう、わかりやすく読まれそうなものが書けないかな。