https://ja.m.wikipedia.org/wiki/王羲之
wikipedia 王羲之
私は専門、アートであるので専門性を活かしてチョーマジメなアート小説を考案中です。
主人公は個展開催のため、樹脂や金属で作るインスタレーションを学生と制作している美大の教授。現代美術の卒業制作にアドバイスするシーンと、展覧会ギャラリーのレセプションから物語は始まります。
そこへ、三十年以上前、バブルの頃助けた女性が訪ねて来ます。
かつて教授は書道家として古典を極め、臨書を追求していた彼は、女子高校生が登校する自転車にぶつかり、彼女のポケットから滑り落ちたラブレターを拾い上げるのです。
切々とつづられた片思いの告白。しかし彼女は一度その愛しい男子に一度振られていたのです。可愛らしいギャル文字で書かれた告白に説得力を持たせるため、書道家は彼女に魅力的な文字と文章の書き方をアドバイスします。そして、
バレンタインの日、チョコと一緒に手渡される熱い思いの告白。
小説の舞台は、東晋の書聖、王羲之の蘭亭序や唐の顔真卿が嘆きと怒りを綴った祭姪文稿、そして政争に敗れた怒りと悲しみを描いた蘇軾の黄州寒食詩巻、空海や藤原佐理、かなの三色紙や、江戸時代の禅僧、白隠や仙厓も登場させます。
魅力的な文字表現とは何か、芸術表現の中で作家と鑑賞者の対話とは何か、チョーマジメに綴る芸術小説を考案中です。
エロもバイオレンスも、おふざけもなしのピュアな私をーーー今考え中です。できるかなあ。
書聖 王羲之