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小説の次のプロット考察ー天神様 菅原道真登場

神様になる研修を受けることになった花田晃平が
研修の講師として最初出会うのが天神様 菅原道真。
ここで、花田は、怨念と復讐というものの本質を
学ぶことになります。

上皇になった宇多天皇と醍醐天皇の間の確執から
起こった権力闘争 昌泰の変。これに巻き込まれた
道真は、権力の中枢にいた藤原時平と対立する構図に
巻き込まれ、周囲の讒言で太宰府に流罪となり非業の死
を遂げます。

しかし道真と時平は学問でお互い競う好きライバルの
あいだがら。決して自ら望んで対立の構造に入った
訳ではないのです。周囲の出世できない貴族たちの
嫉妬と妬みの犠牲になっていった二人の友情。

道真の怨念とは権力構造へのこのような反感であり、
罪を憎んで人を憎まないものであったはず。

ここから天災が相次ぎ、神になってゆく彼を助けた
ものこそ天命。
天命とは自然現象であり、ここにこそ神が宿ると
考える汎神論が神道のはず。
アインシュタインがリスペクトしていたスピノザも
自然の中に神がいると説いています。

花田は道真から何をまなぶのか、
プロットの作成中です。お楽しみに。

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