この小説では、あの世に来た主人公が
突然神様になるようスカウトされ、
神様育成研修を受けさせられるのですが、
まず講師として彼が出会う神様として
頭に浮かんだのが、厩戸皇子、すなわち
聖徳太子と菅原道真でした。
どちらも神様になっておられます。
聖徳太子が遣隋使の小野妹子を通して
暴君と言われた隋の煬帝に贈った国書。
日出處天子致書日没處天子無恙無云
日出る処の天子、日没する処の天子に
書を致す、恙きや。
大国隋の暴君を恐れず、自国との
対等関係を求めたこの自立心と
強い矜持をどう表現するか、
今構想を練っています。
今後、登場する人格神、例えば
徳川家康、明治天皇、東郷平八郎、
彼らが主人公花田晃平に与える
様々な教訓を歴史から汲み取りたいと
思っております。