• 現代ドラマ

その花が

「舞いあがれ!」めちゃくちゃいいですね……いいところがありすぎてどこから書いたらいいかわかりませんが、今日(というか日程的には昨日)の放送分を見て、安易に東大阪だけでものづくりに興味をもつ展開じゃないことにあらためてハッとさせられました。主人公のバックボーンの作り込みがすばらしい……なんてお手本になるつくりなんだろう。

そしてついったとかでもつぶやいてましたが、このシーンはもう、なんというか。

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1582688007668125697?s=20&t=PFUti7TNQNSviszdcVKuuA

朝ドラさんのついーと、つぎの作品のプロモはじまると全部消されるんで、このシーンの会話はそのうち全部メモっておこうと思っています。いつでも見返せるように。

「そしたらしばらくは息できんねん。その花が、詩や」

メイン脚本の桑原亮子さんが詩や短歌などをやっておられるからこそ出てくる言葉かなと思いますが、それでもこれもまたカムカムとおなじで、「すべての“わたし”の物語」なのかもしれないなと思っています。もうほんと毎日生きる喜びがあるんだよほんと朝ドラには。やっとそういう日々が帰ってきた。ありがとうBK。ほんとうにありがとう。


でもって、今季はまだ様子見もありますが、見るドラマがちょっと多めかもしれないです。

・朝ドラ(BKだから通常営業)
・大河(これも通常営業。むしろ終わるな)
・霊媒探偵・城塚翡翠(バディものと聞いて……)
・アトムの童(1話録画失敗してて見てないんですがラスボスがジョーオダギリだと聞いて)
・PICU(なんとなく朝ドラに通じるものがあるしキャラクターも全員良すぎるとくに安田顕さん)
・相棒(特捜9もそうだけどタイミングが合えば見るやつなのでカウントをよく忘れるw)

これくらいかなあ……(日曜に偏りすぎではと思ったけど平日は全部朝ドラがあるなあ……笑)。
もしかしたら減るかもしれないです。あと「今季イチオシかも」と言われた恋愛ドラマはやっぱり見れない……そういう脳みそしてなくて……おすすめしてくれた人ごめん。
あとアニメはすでに2つほど切り捨てて残り2つあるかないかくらいでこちらも多いですね。


こう考えるとやっぱり最近は映像(ドラマ)から演出とか筋立てを学んで――じゃないな、栄養をもらっている気がします。あとは漫画もかな。アニメのブルーロックを捨てたのはやっぱり原作の画にアニメが敵わないと悟ったからでした……(ってこの流れハイキューとおなじだなあ。苦笑)


というようなことを考えながら13章の下書きをやっています。
10章の「午後十一時、姫君の帰還」で「木村先生の〇〇〇〇〇〇〇が一定なところが信頼できる」とみそらは思っていると書いたわけですが(伏せ字が雑)、その根拠がいま13章を書いててわかって、ああ、こういうことだったんだ、そうだよねそうだよね、と思うことがある、この不思議ってなんなんだろうなと思っています。

これ、8章の「ある晴れた日に」の葉子ちゃんのモノローグでも起こったことで、作者がキャラから教えてもらうことって、けっこう多いと山本は思っていますが、皆さんはどうなんでしょうか。

そんな感じの毎日です。どうにも手術後から体力落ちっぱなしで治らないまま数年なんでだましだまし書いてますけど、それでも私も花を見つけてなんとか生きていたいんです。まだ。生きていたいと思えるうちは。

(ちなみにこの時間に起きてるのは朝7時とかよりもまだ寝てていいからです。でも寝ますし、寝ながらつづき考えます。では。)

1件のコメント

  • 山本さん

    お返事が来る度にテンション上がっている自分がいます(笑)
    こちらのコメント欄にて失礼いたします。

    未来最高、山本さんも見ているのですね!原作から入ったのですが、アニメの動きが思った以上でこれから楽しみです。
    (文通、楽しいです…!山本さんがクラシックについて色々と説明してくださるので読んでいて楽しいです。知識をありがとうございます…!)

    >みそらは……もう公開分はすべて……

    曲を分析するあたりの気持ち、ジャンルは違うかもなのですが分かる…となっております。山本さんがこうして深く分析しているからこそ、みそらや三谷の人物像がはっきりしているのだなあ、と改めて思いました。
    この辺りなど、なんだか裏話まで聞けてしまいまして「こんな贅沢…いいんですか…」なんて思っています。

    >見るドラマがちょっと多め

    私もドラマ見ているのでなんだか嬉しいです。
    ドラマや創作物から得られるものって多くて良いですよね。私もドラマ、漫画、小説、画集、音楽……等から創作の糧を得ております。
    糧となる作品があるって幸せなことなのだろうなと思っています。
    ドラマ見ながらふとした場面でしかも、小説と全く関係ないところで自分の物語の人物が動き出してしまうこともあるのですが(笑)

    恋愛ドラマ、分かります…
    実は私も恋愛に重きを置いたドラマはあまり見ないので、高速で頷いてしまいました。
    もう始まってしまいましたし、観ていたら申し訳ないのですが、トラベルナース、おすすめです。

    >というようなことを考えながら13章の下書きをやっています。

    ここを読んで10章、読み返しに行きました。10章、みそらに僻みなことを言った子たちに何とも言えない声を出しつつ、この章の木村先生が格好良くて(勿論、どの章でも格好良いのですが)……最後なんて木村先生、それはずるいってなっていました。木村先生の格好良い台詞で締めくくられる10章、本当に好きです。
    やはり身なりや普段の過ごし方も含めて、見られている人としてのあり方、というのでしょうか。圧倒されるようで納得する描写があちこちにあって、ああ、見られる人は違うなあ、と感嘆しておりました。日傘とか、化粧水とか、身なりとかこういう細やかな描写が好きなので読んでいて楽しかったです。やる方は大変……でも日常的なのですよね。尊敬します。


    最後に、体力…の所、心配になりました。ご自愛ください。
    でも花、良い言葉ですよね。創作があるからこその「生」ってありますよね。
    最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
    私も山本さんとお話するの、楽しいです。こうして話していて山本さんが言っていたように新たな発見もありますし、得られることが多くてこうした機会を頂けたことに感謝するばかりです。
    (朝ドラと大河ドラマも是非、お互い楽しみましょう…!)
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